Ciao!
「肩は合うのに袖が短い」「ウエストに合わせると太ももがきつい」。既製スーツを試着するたびに、どこかしっくりこないと感じていませんか。
結論からお伝えすると、体型の悩みの多くは、サイズ選びと補正(体型に合わせた寸法の調整)の組み合わせで解決に近づけます。大切なのは、どこが合わないのかを把握し、「お直しで足りるのか」「オーダーで作ったほうがよいのか」を見極めることです。
この記事では、体型の悩みを部位ごとに整理し、それぞれの選び方を詳しく解説した記事を紹介します。自分の悩みに近いところから読み進めてみてください。
体型の悩みは「お直しで足りるか」「オーダーにすべきか」で考える

スーツが体に合わないと感じたら、まずは合わない部位を確認しましょう。部位によって、既製品のお直しで対応しやすいものと、対応しにくいものがあるからです。
| 合わない部位 | お直しでの対応 | 考え方の目安 |
|---|---|---|
| 袖丈・パンツの裾丈 | 対応しやすい | 既製品+お直しでも整えやすい |
| ウエスト | 一定の範囲なら対応しやすい | 大きく変える場合は形が崩れることもある |
| 肩幅・肩の傾斜・背中 | 対応しにくい | 最初から体型に合わせて作るオーダーが向いている |
お直しできる範囲は、スーツの作りや店によって変わります。上の表はあくまで目安として、実際には店で相談してみてください。
お直しで対応しやすいのは袖丈・裾丈・ウエスト
袖丈やパンツの裾丈は、比較的お直ししやすい部位です。ウエストも、縫い代(生地の余り)の範囲であれば調整できることが多いです。
ただし、ウエストを大きく詰めたり出したりすると、ポケットの位置やヒップのラインに影響することもあります。詳しくはオーダースーツの作り直しができる範囲や、久しぶりのスーツがきついときのお腹周りの補正で解説しています。
肩まわりはお直しが難しく、オーダーで差が出やすい
肩幅や肩の傾斜は、ジャケットの形を決める大切な部分です。後から直そうとすると大がかりになり、対応できないことも少なくありません。
肩が合わない悩みが続いている人ほど、最初から体型に合わせて作るオーダースーツのメリットを感じやすいはずです。肩幅の測り方はスーツの肩幅の測り方と理想のバランスで確認できます。
肩まわりの悩みに合うスーツの選び方

肩まわりの悩みは、見た目の印象に大きく影響します。なで肩やいかり肩は、既製品では合わせにくい代表的な体型です。
なで肩は肩のラインを補って整える
なで肩の人は、肩先が下がって見えたり、首元から肩にかけてシワが出たりしやすくなります。肩の傾斜に合わせて補正すると、すっきりとした印象に近づけます。詳しくはなで肩のスーツの補正方法をご覧ください。
いかり肩はツキジワを防ぐ補正がポイント
いかり肩の人は、首の付け根付近に生地が突っ張ったようなシワ(ツキジワ)が出やすくなります。いかり肩に似合うスーツの選び方では、シワを防いで自然に見せるコツを紹介しています。
肩パッドの厚みで印象を調整する
肩の悩みは、肩パッドの有無や厚みでも印象が変わります。スーツの肩パッドで印象は変わるかもあわせて確認しておくと、採寸のときに希望を伝えやすくなります。
姿勢や左右差の悩みに合うスーツの選び方

猫背や体の左右差は、自分では気づきにくい悩みです。既製品を着たときに「後ろ姿が決まらない」「片方だけシワが出る」と感じる場合は、姿勢や左右差が関係しているかもしれません。
猫背は背中と襟まわりの補正で整える
猫背の人は、背中が突っ張ったり、襟が首から離れたりしやすくなります。猫背でも似合うスーツの選び方では、襟・肩・背中で確認したいポイントを解説しています。
左右差がある体型は採寸で正確に伝える
肩の高さや腕の長さに左右差がある場合、オーダーならそれぞれに合わせた補正ができることもあります。左右差がある体型に合うオーダースーツで、補正できる箇所と注文時のポイントを確認してみてください。
身長の悩みに合うスーツの選び方

身長が高い人も低い人も、既製品のサイズ表では丈と横幅のバランスが合いにくいことがあります。「大きいサイズ」「小さいサイズ」で選ぶのではなく、丈と横幅を分けて考えることが大切です。
高身長は丈と横幅を分けて考える
高身長の人は、袖丈や着丈に合わせてサイズを上げると、肩や胴まわりが余りやすくなります。高身長のスーツ選びで、丈とサイズの合わせ方を詳しく紹介しています。
低身長はバランスですっきり見せる
低身長の人は、着丈や袖丈の長さで全身のバランスが大きく変わります。低身長のスーツ着こなしでは、すっきり見えるサイズ・丈・デザインの選び方を解説しています。着丈の考え方はスーツの着丈で見た目が変わる理由も参考になります。
腕が長い人は袖丈を優先して確認する
腕が長い人は、既製品だと袖が短く見えがちです。腕が長くてスーツの袖が短いときの対処法や、スーツの袖丈の目安と測り方で、正しい袖丈の考え方を確認してみてください。
体格の悩みに合うスーツの選び方

細身、筋肉質、ぽっちゃり体型など、体格の悩みは「どこに合わせるか」で見え方が大きく変わります。
細身の人は華奢に見せない工夫をする
細身の人は、サイズが大きいと服に着られているように見えやすくなります。細身でスーツが似合わない理由と選び方で、華奢に見せないサイズとデザインのコツを紹介しています。
筋肉質の人は動きやすさと印象を両立する
肩や胸、太ももに筋肉がある人は、既製品だと窮屈に感じやすくなります。筋肉質の人のスーツの選び方では、快適さと見た目を両立させる考え方をまとめています。
ぽっちゃり体型は縦のラインを意識する
ふくよかな体型の人は、ゆとりを持たせつつ、縦のラインをきれいに見せることがポイントです。ぽっちゃり体型でも細見えするスーツと着こなしを参考にしてみてください。
下半身の悩みに合うスラックスの選び方

上着は合っても、スラックスが合わないという悩みもよく聞きます。太ももまわりや丈の長さは、全身の印象を左右する大切なポイントです。
太ももが太い人はワタリ幅を確認する
太ももが太い人は、ウエストに合わせると太もも(ワタリ)がきつく、太ももに合わせるとウエストが余りがちです。太ももが太い人向けスラックスの選び方で、パツパツやだぶつきを防ぐコツを解説しています。
パンツ丈は靴と合わせて決める
パンツ丈は、合わせる靴や好みのシルエットによって正解が変わります。スーツのパンツ丈の決め方を参考に、採寸のときに希望を伝えられるようにしておきましょう。
採寸のときに体型の悩みを正しく伝えるコツ

オーダースーツで体型の悩みを解決するには、採寸のときに悩みを具体的に伝えることが何より大切です。「なんとなく合わない」ではなく、どの部分がどう気になるのかを言葉にしておくと、補正の相談がしやすくなります。
- 今持っているスーツで、特に気になる部分(肩、袖、太ももなど)
- その部分で起きていること(シワが出る、窮屈、余るなど)
- スーツを着る場面と、よく取る姿勢(デスクワーク、立ち仕事など)
いつも着ているスーツを持って行くと、スタッフに悩みを伝えやすくなります。採寸の流れはオーダースーツの正しい採寸と調整のコツで、仕上がり時の確認点はオーダースーツのフィッティングポイントで紹介しています。
補正の範囲はオーダーの方式によっても変わります。違いを知りたい人はパターンオーダーとカスタムオーダーの比較も参考にしてください。
体型の悩みは、採寸のときに相談すると解決の糸口が見つかりやすい

体型の悩みは人それぞれですが、どの部位が合わないのかを整理すれば、選ぶべきスーツや必要な補正が見えてきます。まずは自分の悩みに近い記事を読み、採寸で伝えたいことをメモしておきましょう。
私が個人的に好きなオーダースーツ屋のひとつであるダンカンでも、店舗で採寸しながら体型の悩みを相談できます。どこまで補正できるかはラインによって異なる場合があるため、気になる人は近くのダンカンの店舗で確認してみてください。受け取り後の調整については、ダンカンのアフターサービスで最新の内容を確認できます。
既製品で合わなかった経験がある人ほど、自分の体に合った一着を着たときの心地よさは格別です。自分が好きだと思える一着を見つけるために、気になる部分を遠慮なく相談してみてください。
Grazie!
