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フランチェスコ ワタナベ(Francesco Watanabe)
某アパレル企業のファッションバイヤー
スーツは私にとってただの服ではなく、人生そのものです。このサイトでは、フルオーダーはちょっと手が届かないけれど、既製品よりも自分に合ったスーツを探しているあなたに向けて、カスタムオーダーやセミオーダーの魅力をお伝えします。
座右の銘「美しいものは必ずしも美しくなく、好きなものこそが美しい(Non è bello ciò che è bello, ma è bello ciò che piace)」
好きなYouTubeチャンネル「Superlatio
個人的におすすできる日本のオーダースーツ屋「ダンカン

初めてのオーダースーツはどの生地を選ぶ?失敗しにくい素材・色柄・季節の考え方

Ciao!

初めてオーダースーツを作るとき、いちばん迷いやすいのが生地選びです。
店頭で分厚い生地見本を見せてもらうと、色も柄もブランドも多く、どれが正解なのか分からなくなる方は少なくありません。

ただ、最初の一着で大切なのは、珍しい生地や高級ブランドを選ぶことではありません。
まずは、自分が無理なく着られて、出番が多く、手入れもしやすい生地を選ぶことです。

この記事では、初めてオーダースーツを作る方に向けて、生地の素材、色柄、季節、店頭での見方をバイヤー目線で整理します。
生地見本の前で迷いすぎないように、最初に見るべきポイントをわかりやすく解説します。

目次

初めての一着は「使いやすさ」を基準に選ぶ

複数のスーツの上着が店舗においてある様子

初めてののオーダースーツでは、見た目の華やかさよりも使いやすさを優先したほうが失敗しにくくなります。

目を引く生地より、悪目立ちしない生地を選ぶ

強い光沢のある生地や大きなチェック柄は、見本で見ると魅力的に見えます。
しかし、実際にスーツになると印象が強く出すぎて、仕事では着る場面を選ぶことがあります。

一着目は、特別な日にだけ着るスーツよりも、何度も袖を通せるスーツを目指すほうが満足しやすいです。
仕事、面接、会食、少しかしこまった場面まで使える生地を選んでおくと、完成後の出番も自然に増えます。

管理人

最初の一着に必要なのは「目を引く生地」ではなく、「悪目立ちせず、きちんと見える生地」です。

この違いを押さえておくと、生地選びはかなり楽になります。

迷ったら濃いネイビーかチャコールグレーが選びやすい

男性がスーツを着てネクタイを絞める様子

色で迷う場合は、濃いネイビーかチャコールグレーを軸に考えると選びやすくなります。

濃いネイビーは清潔感と落ち着きが出やすい

濃いネイビーは、清潔感と落ち着きを出しやすい色です。
白シャツ、サックスブルーのシャツ、無地のネクタイとも合わせやすく、ビジネス用の一着として使いやすいのが魅力です。

チャコールグレーは大人っぽく堅実に見える

チャコールグレーは、ネイビーよりも少し大人っぽく、堅実な印象に見えます。
落ち着いた雰囲気を出したい方や、派手さを抑えたい方には合わせやすい色です。

明るい色や個性的な色は二着目以降に回す

明るいブルーやライトグレー、ブラウン系は、おしゃれに見える一方で、着る場面を選ぶことがあります。
最初の一着では、まず濃い色を選び、遊びのある色柄は二着目以降に回すほうが安心です。

素材はウール中心が基本になる

ブラックのスーツ

初めてのオーダースーツでは、まずウールを中心にした生地を見ておくと判断しやすくなります。

ウールは品と扱いやすさのバランスがよい

ウールは、スーツ生地として使われることが多い定番素材です。
自然な品があり、シワの戻りやすさ、通気性、保温性のバランスも取りやすい素材です。

毎日着るなら混紡生地も候補になる

毎日の仕事で使うなら、ウール100%だけでなく、ウールとポリエステルを混ぜた生地も候補になります。
混紡生地は高級感ではウール100%に及ばない場合がありますが、シワになりにくく、扱いやすいものも多いです。

外回りが多い方、電車移動が多い方、週に何度も着る方は、見た目だけでなく耐久性も確認しておきたいところです。
スーツは飾っておくものではなく、着て動くものです。最初の一着では、きれいに見えることと、実際に使いやすいことの両方を見たほうがよいです。

仕事用なら避けたい生地もある

ネイビーとグレーのスーツの男性2名が並んで立っている様子

最初の一着を仕事でも使うなら、避けたほうがよい生地もあります。

リネンやコットンはカジュアルに見えやすい

リネンは涼しげで雰囲気がありますが、シワが出やすく、ビジネス用の一着目には少し扱いにくい素材です。
コットンも柔らかく親しみやすい印象がありますが、スーツとしてはカジュアルに見えやすい場合があります。

シルク混は華やかに見えやすい

シルク混の生地は光沢がきれいですが、日常の仕事用では華やかに見えすぎることがあります。
結婚式や会食用なら候補になりますが、毎週着る仕事用としては慎重に選びたい生地です。

もちろん、これらの素材が悪いわけではありません。
ただ、最初の一着では「着こなしが必要な生地」よりも、「自然に着られる生地」を選ぶほうが安心です。

生地の種類印象最初の一着としての考え方
ウールきちんと感が出やすいまず候補に入れたい
ウール混紡扱いやすく実用的仕事用なら見ておきたい
ストレッチ生地動きやすい見た目とのバランスを確認
リネン涼しげで季節感がある一着目より二着目向き
コットンやわらかくカジュアルビジネス中心なら慎重に
シルク混光沢があり華やか式典用なら候補

季節は「いつ一番着るか」で考える

カラフルな生地の見本

生地選びでは、季節も大切です。
ただし、「通年用なら万能」と考えすぎないほうがよいです。

春夏は軽さと通気性を重視する

春夏に着ることが多いなら、軽くて通気性のある生地が向いています。
暑い時期に厚みのある生地を選ぶと、見た目よりも着心地で後悔しやすくなります。

秋冬は厚みとハリを見る

秋冬に着るなら、少し厚みとハリのある生地を選ぶと、スーツの形がきれいに出やすくなります。
特にジャケットの胸まわりやパンツのラインは、生地のハリによって見え方が変わります。

通年用は春秋中心と考える

通年用は便利ですが、真夏や真冬には中途半端に感じることもあります。
最初に考えるべきなのは、「一年中着られるか」よりも「自分が一番着る時期に合っているか」です。

着る時期見るポイント向いている生地
春夏軽さ、通気性薄手でさらっとした生地
秋冬厚み、ハリ、保温性形が出やすいしっかりした生地
春秋中心汎用性中間的な厚みの生地

産地やブランド名は最後に見る

イタリア生地、イギリス生地、日本生地など、産地によって雰囲気は変わります。

イタリア生地はやわらかく上品に見えやすい

イタリア生地は、やわらかく、なめらかな印象のものが多いです。
軽やかで上品な雰囲気を出したい方には合いやすいです。

イギリス生地はハリがあり、きちんと見えやすい

イギリス生地は、ハリがあり、かっちりした印象を作りやすいです。
型くずれしにくい見え方や、クラシックな雰囲気を重視する方に向いています。

日本生地は実用性と価格のバランスを見やすい

日本生地は、実用性と価格のバランスが取りやすいものが多く、最初の一着にも選びやすいです。
毎日の仕事で着るなら、無理に海外ブランドへ寄せず、日本生地を含めて比較してみるのもよい選び方です。

ブランド名だけで選ばない

産地やブランド名は、あくまで判断材料のひとつです。
有名な生地でも、自分の使い方に合っていなければ満足度は下がります。

最初はブランド名から入るより、用途、季節、着用頻度に合うかを見て、そのうえで産地やブランドを比べるほうが現実的です。

店頭では小さな見本だけで決めない

店頭で生地を選ぶときは、小さな見本帳だけで決めないことが大切です。
生地見本で見た印象と、実際にスーツになったときの印象は変わります。

肩にかけて顔映りを見る

特に色は、手元で見ると良くても、顔まわりに持ってくると似合わないことがあります。
気になる生地があれば、肩にかけて鏡で確認してみてください。

顔色が沈んで見えないか、印象が重すぎないかを見ておくと、完成後の違和感を減らせます。

光沢は店内照明だけで判断しない

光沢も確認したいポイントです。
店内の照明では上品に見えても、外の光では思ったより光ることがあります。

仕事用なら、強い光沢よりも控えめなツヤのほうが使いやすいです。

厚み・ハリ・やわらかさを触って確認する

生地を軽く触って、厚みやハリも見ておきましょう。
やわらかい生地は着心地がよく、ハリのある生地は形が出やすい傾向があります。

どちらが正解というより、自分の着る場面に合っているかが大切です。

迷ったときは「来年も着たいか」で決める

最後に迷ったときは、「来年もこのスーツを自然に着ていそうか」で考えてみてください。

一着目は個性よりも出番の多さを優先する

その場では目を引く生地でも、半年後には着にくく感じることがあります。
反対に、少し地味に見える生地でも、シャツやネクタイを変えながら長く使えることがあります。

最初の一着は、個性を出しすぎるよりも、使いながら自分の好みを知るための一着と考えると選びやすいです。

一着目で完璧を狙いすぎなくていい

何度も着るうちに、「次はもう少し明るい色にしたい」「次はハリのある英国生地を試したい」といった好みも見えてきます。

オーダースーツは、一着目で完璧を狙いすぎなくても大丈夫です。
まずは自分の生活に合う一着を作ること。そこから少しずつ、自分らしい生地選びに近づいていけばよいと思います。

よくある質問

Q&A
初めてのオーダースーツではどの生地が選びやすいですか?

ウールを中心にした無地の濃いネイビーか、チャコールグレーが選びやすいです。
仕事、面接、会食などに使いやすく、シャツやネクタイも合わせやすいため、最初の一着として失敗しにくい色柄です。

高級ブランドの生地を選んだほうがよいですか?

最初から高級ブランドにこだわる必要はありません。
高級生地には魅力がありますが、繊細で毎日の仕事には向かない場合もあります。まずは、着る回数や使う場面に合っているかを優先したほうが実用的です。

オールシーズン生地なら一年中着られますか?

春や秋を中心に使いやすい生地ではありますが、真夏や真冬まで快適とは限りません。
暑がりの方や外回りが多い方は、春夏用・秋冬用を分けて考えたほうが満足しやすい場合があります。

最初の一着で避けたほうがよい色柄はありますか?

明るすぎる色、大きなチェック柄、強い光沢のある生地は慎重に選んだほうがよいです。
見本では魅力的でも、完成すると印象が強く出て、着る場面が限られることがあります。

店頭では何を伝えればいいですか?

「仕事で使いたい」「週に3回ほど着る」「春から秋に着たい」「派手すぎないものがいい」など、使い方を具体的に伝えると生地を絞りやすくなります。
生地名を知らなくても、着る場面を伝えれば十分です。

初めてのオーダースーツでは、生地の名前やブランドをたくさん覚える必要はありません。
大切なのは、自分がどんな場面で、どのくらいの頻度で着るのかを考えたうえで、無理なく使える生地を選ぶことです。

濃いネイビーやチャコールグレー、ウール中心の生地は、最初の一着として使いやすい選択肢です。
そのうえで、季節や着心地、シワの戻りやすさを店頭で確認すれば、完成後の違和感も少なくなります。

最初の一着は、派手さよりも「また着たい」と思えることが大切です。
生地見本の中で迷ったときは、来年の自分が自然に着ているかを想像しながら選んでみてください。

Grazie!

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この記事を書いた人

Ciao! 私はフランチェスコ・ワタナベ、イタリア生まれ日本育ちの36歳です。父はミラノでテーラーを営んでおり、私もスーツに強いこだわりを持つようになりました。さまざまなスタイルや生地を見てきましたが、常に大切にしているのは「自分にぴったりの一着を見つけること」。このサイトでは、カスタムオーダーやセミオーダーの魅力を中心に、既製品よりもフィット感の良いスーツを探している方へ役立つ情報を提供します。あなたの理想のスーツ選びをサポートします! Grazie!

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