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フランチェスコ ワタナベ(Francesco Watanabe)
某アパレル企業のファッションバイヤー
スーツは私にとってただの服ではなく、人生そのものです。このサイトでは、フルオーダーはちょっと手が届かないけれど、既製品よりも自分に合ったスーツを探しているあなたに向けて、カスタムオーダーやセミオーダーの魅力をお伝えします。
座右の銘「美しいものは必ずしも美しくなく、好きなものこそが美しい(Non è bello ciò che è bello, ma è bello ciò che piace)」
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個人的におすすできる日本のオーダースーツ屋「ダンカン

猫背でも似合うスーツの選び方|襟・肩・背中で失敗しないポイント

猫背でも似合うスーツの選び方|襟・肩・背中で失敗しないポイント

Ciao!

「サイズは合っているはずなのに、襟が浮いて見える」「背中のシワがどうしても気になる」。猫背気味の方がスーツを着ると、こうした違和感が出ることがあります。

だからといって、猫背だからスーツが似合わないわけではありません。大切なのは、サイズ表の数字だけで選ばず、普段の姿勢でジャケットがどう見えるかを確かめることです。

この記事では、猫背の方に起こりやすいスーツの崩れ方と、試着で見るべきポイントを紹介します。既製スーツで合わせにくい場合の、オーダースーツという選択肢についても見ていきましょう。

目次

猫背のスーツ選びは「大きさ」より全体のバランスを見る

猫背の方がスーツを選ぶとき、まず見てほしいのはジャケットが普段の姿勢に無理なく沿っているかです。

背中が窮屈だからと大きなサイズを選んだり、すっきり見せようとして細身を選んだりすると、別の場所に違和感が出ることがあります。

試着では、次の4か所を確認してみてください。

  • 襟が首の後ろから浮いていないか
  • 肩先とジャケットの肩が合っているか
  • 背中に強いシワやつっぱりがないか
  • 横から見たときに裾が大きく傾いていないか

この4つが自然に収まっていれば、猫背を無理に隠そうとしなくても、スーツ姿はずっとまとまりやすくなります。

猫背では襟・背中・裾に違和感が出やすい

猫背気味の方は、一般的な姿勢を基準に作られたジャケットを着ると、首から背中にかけての収まりが合わないことがあります。

特に確認したいのが、襟・背中・裾の3か所です。

襟が首の後ろから浮く

ジャケットの襟とシャツの襟の間に隙間ができる状態を、一般に「襟抜け」と呼びます。

背中が丸くなった姿勢とジャケットの形が合っていないと、首の後ろで襟が浮いて見えることがあります。

正面から鏡を見ているだけでは気づきにくいため、試着では後ろ姿も確認してみてください。

背中や肩まわりにシワが入る

背中の丸みに対してジャケットのゆとりが足りないと、肩甲骨のあたりに横方向のシワが入りやすくなります。

さらに肩が前へ入りやすい方は、袖の付け根付近にシワが出ることもあります。

ここで注意したいのは、「シワがある=サイズが小さい」とは限らないことです。全体のサイズを上げると、今度は肩や胴回りが余ってしまう場合があります。

後ろの裾が持ち上がる

背中の丸みに対して後ろ身頃の長さやゆとりが足りないと、ジャケットの後ろ裾が持ち上がって見えることがあります。

正面から見ると気にならなくても、横から見ると前後の裾が大きく傾いているケースがあります。

猫背の方は、肩幅や胸囲だけでなく、首から裾までの流れをひとつながりで見ると判断しやすくなります。

猫背の人に合うジャケットを選ぶ4つのポイント

猫背を目立たなくするために、特別なデザインを選ぶ必要はありません。

肩が合っていて、背中に無理がなく、襟がきれいに収まる。この基本を押さえるほうが、自然なスーツ姿につながります。

肩幅は自分の肩に合わせる

猫背を隠したいからといって、肩幅の広いジャケットを選ぶのはおすすめしません。

ジャケットの肩先が自分の肩より外へ出ると、肩まわりに余分な生地が残り、かえってだらしなく見えることがあります。

肩の形をきれいに見せたい場合も、まずは肩先の位置が合っているかを確認しましょう。

背中は「ゆるすぎず、つっぱらない」程度に

猫背気味の方は、肩甲骨の周辺に少し余裕が必要になることがあります。

とはいえ、大きなゆとりを取ればよいわけではありません。背中に生地が余りすぎると、今度は縦方向のたるみが目立ちます。

腕を自然に下ろした状態で背中がきれいに見え、腕を少し前へ出しても強くつっぱらない程度がひとつの目安です。

襟と裾はセットで確認する

襟だけ、裾だけを見るのではなく、両方を一緒に確認してみてください。

襟は首の後ろに自然に沿っているか。横から見たとき、ジャケットの裾が大きく前後へ傾いていないか。この2点を見ると、姿勢との相性がわかりやすくなります。

襟と裾の両方に違和感がある場合は、単純なサイズ変更では合わせにくい可能性があります。

生地は適度にハリがあるものも試してみる

柔らかく薄い生地は軽快な着心地が魅力ですが、体のラインや生地のシワが出やすいものもあります。

背中の丸みが気になるなら、適度にハリがあり、ジャケットの形を保ちやすい生地と比べてみるのもよいでしょう。

ただし、生地で猫背そのものを隠そうとする必要はありません先にフィットを合わせ、そのうえで生地を選ぶ順番がおすすめです。

試着では普段の姿勢で横と後ろまで確認する

猫背の方のスーツ選びでは、試着の仕方も大切です。

店舗に入ると、つい背筋をピンと伸ばしてしまう方もいるでしょう。しかし、その姿勢で合わせると、普段着たときとのズレがわからなくなります。

試着するときだけ姿勢を良くしない

いつもどおりに立った状態でジャケットを着てみてください。

少し猫背なのが気になるとしても、採寸やフィッティングのときに隠す必要はありません。普段の姿勢に合わせたほうが、完成後の違和感を減らしやすくなります。

仕事中に座る時間が長い方などは、そのことも店員に伝えておくとよいでしょう。

正面・横・後ろの3方向を見る

正面だけならきれいに見えるスーツでも、後ろから見ると襟が浮いていることがあります。

試着では鏡を使い、次の順番で確認するとわかりやすくなります。

  1. 正面から肩と胸まわりを見る
  2. 横から裾の傾きを見る
  3. 後ろから襟と背中のシワを見る
管理人

スマートフォンで後ろ姿を撮ってもらうのもひとつの方法です。鏡だけで見るより、シルエットを客観的に確認できます。

腕も少し動かしてみる

最後に、腕を前へ出したり、軽く曲げたりしてみましょう。

立っているだけなら問題がなくても、腕を動かした瞬間に背中が強く引っ張られるジャケットもあります。

反対に、動きやすさを求めるあまり大きすぎるサイズを選ぶと、立ったときのシルエットが崩れます。立った姿と動いたときの両方を見るのがポイントです。

既製スーツで合わないなら体型補正も選択肢になる

何着か試しても襟や背中がきれいに収まらないなら、オーダースーツを検討してみてもよいでしょう。

猫背だから必ずオーダースーツが必要、という意味ではありません。既製スーツできれいに合うなら、それで十分です。

一方、サイズを変えるたびに「背中は楽になったけれど肩が余る」といった問題が出るなら、全体のサイズではなく姿勢に合わせた補正が必要な可能性があります

既製スーツで直せる部分には限りがある

袖丈やスラックスの裾などは、購入後でも比較的調整しやすい部分です。

一方、肩や襟、背中をまたいで出ている違和感は、簡単なお直しだけでは対応しにくい場合があります。

購入前に「あとで直せばよい」と考えず、どこまで補正できるのかを店舗で確認しておきましょう。

オーダー方式によって補正の範囲は変わる

オーダースーツには、パターンオーダー、イージーオーダー、フルオーダーがあります。

細かな定義や対応範囲は店舗によって異なりますが、おおまかな違いは次のとおりです。

オーダー方式補正の考え方猫背への対応
パターンオーダー既存のサイズを基準に調整店舗や型紙によって対応範囲が異なる
イージーオーダー基本の型紙から体型に合わせて補正姿勢補正に対応している店舗も多い
フルオーダー個人に合わせて型紙から仕立てるより細かな調整を相談しやすい
管理人

猫背が気になるからといって、最初からフルオーダーを選ぶ必要はありません。

イージーオーダーでも姿勢補正に対応している店舗があります。まずは「猫背や前肩を見ながら補正できますか」と確認してみるとよいでしょう。

オーダー方式の違いについては、関連記事の「オーダースーツの種類や特徴」も参考にしてください。

採寸の数字より立ち姿を見てくれる店を選ぶ

店舗選びでは、採寸する箇所の多さだけでなく、あなたが自然に立った姿を見てくれるかを確認してみてください。

「襟が浮きやすい」「背中にシワが入る」「肩が前に出やすい」など、今のスーツで気になっていることがあれば具体的に伝えます。

完成後のフィッティングや再調整について、注文前に聞いておくのもおすすめです。

よくある質問

猫背の人は着丈を長めにしたほうがよいですか?

猫背だからといって、着丈を長くすればよいわけではありません。身長や体型、ジャケットのデザインによって適した長さは変わります。それよりも、横から見たときに前後の裾が不自然に傾いていないかを確認してみてください。

ストレッチ生地なら背中のつっぱりを防げますか?

ストレッチ性のある生地は動きやすさを助けてくれます。ただし、ジャケットそのものが姿勢に合っていなければ、襟浮きや裾の傾きまで解消できるとは限りません。生地より先にサイズと補正を確認しましょう。

猫背の人は肩パッド入りのスーツが向いていますか?

適度な肩パッドは肩のラインを整える助けになります。ただ、厚くすればするほど猫背が目立たなくなるわけではありません。肩先が不自然に張っていないか、首や背中とのつながりまで見て選ぶことをおすすめします。

購入したジャケットをあとから猫背に合わせて直せますか?

補正できる場合はありますが、ジャケットの構造や縫い代によって対応できる範囲が変わります。特に肩や襟、背中をまたぐ補正は難しいケースもあります。購入店やお直しを行う店舗で、実物を見てもらったうえで相談してください。

猫背を店員に伝えるのが少し気になります。どう伝えればよいですか?

「猫背です」と伝えなくても、「襟が浮きやすい」「背中につっぱりを感じる」と、普段困っていることを話せば十分です。実際にジャケットを着た姿を見てもらえば、必要な調整も判断しやすくなります。

猫背の方がスーツを選ぶとき、無理に姿勢を隠したり、大きなサイズで覆ったりする必要はありません。

まず確認したいのは、襟が首に沿っているか、肩が合っているか、背中につっぱりがないか、裾が自然に落ちているか。この4つです。

既製スーツでなかなか合わないなら、体型補正のできるオーダースーツも候補に入れてみてください。

スーツは、あなたの体を服に合わせるものではありません。あなたが普段どおりに立ったときに、自然に見える一着を探してみてください。

肩まわりの仕立てについて詳しく知りたい方は、「スーツの肩パッドで印象は変わる?あり・なしの違いと選び方」の記事もあわせて読むと、ジャケット選びの基準がつかみやすくなります。

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この記事を書いた人

Ciao! 私はフランチェスコ・ワタナベ、イタリア生まれ日本育ちの36歳です。父はミラノでテーラーを営んでおり、私もスーツに強いこだわりを持つようになりました。さまざまなスタイルや生地を見てきましたが、常に大切にしているのは「自分にぴったりの一着を見つけること」。このサイトでは、カスタムオーダーやセミオーダーの魅力を中心に、既製品よりもフィット感の良いスーツを探している方へ役立つ情報を提供します。あなたの理想のスーツ選びをサポートします! Grazie!

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