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フランチェスコ ワタナベ(Francesco Watanabe)
某アパレル企業のファッションバイヤー
スーツは私にとってただの服ではなく、人生そのものです。このサイトでは、フルオーダーはちょっと手が届かないけれど、既製品よりも自分に合ったスーツを探しているあなたに向けて、カスタムオーダーやセミオーダーの魅力をお伝えします。
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女性用スーツのボタンマナー|正しい留め方と数による印象の違い

Ciao!

女性用スーツを着るとき、「ボタンは全部留めるの?」「座るときは外したほうがよい?」と迷ったことはありませんか。

男性用スーツでは一番下のボタンを外す「アンボタンマナー」が知られていますが、一般的な女性用スーツでは、すべてのボタンを留めるのが基本です。男性用と女性用ではジャケットの作りが異なるため、同じルールで考える必要はありません。

ただし、女性用ジャケットにはデザインの種類が多く、長い丈のジャケットやダブルジャケットなど、基本の留め方が当てはまらない場合もあります。

大切なのは、マナーだけを丸暗記することではありません。ボタンを留めたときに、ジャケット本来のシルエットがきれいに見えているかを確認することです。

この記事では、女性用スーツのボタンマナーをはじめ、ボタン数による印象の違い、場面ごとの扱い方、サイズが合っているかを見分けるポイントまで解説します。

目次

女性用スーツのボタンは基本的にすべて留める

女性用スーツのジャケットは、前についているボタンをすべて留めるのが基本です。

1つボタンなら1つ、2つボタンなら上下の2つ、3つボタンなら3つとも留めます。特に就職活動や面接、取引先への訪問など、きちんとした装いが求められる場面では、前を開けたままにしないほうが整って見えます。

男性のアンボタンマナーとは異なる

男性用の2つボタンスーツでは、上のボタンだけを留め、一番下は外しておくのが一般的です。

これは「アンボタンマナー」と呼ばれる着こなし方で、一番下のボタンを留めると裾が引っ張られ、ジャケットの形が崩れやすいためです。

一方、一般的な女性用スーツは、すべてのボタンを留めた状態でウエストラインが整うように作られています。そのため、男性用スーツのルールをそのまま取り入れると、かえって前身頃が開き、落ち着かない着姿になることがあります。

管理人

男性用と女性用では基本の設計が違うと理解しておきましょう。

座るときも留めたままで問題ない

一般的な女性用スーツであれば、椅子に座るときもボタンを留めたままで問題ありません。

男性用スーツのように、座るたびにボタンを外し、立ち上がるたびに留め直す必要はありません。何度もボタンに手をかけるより、ジャケットの裾や背中を軽く整えてから座るほうが、動作も自然に見えます。

ただし、座ったときにお腹まわりが強く圧迫されたり、裾が大きく持ち上がったりする場合は、無理に留め続ける必要はありません。一時的に外すことはできますが、その場合はマナーよりも、ジャケットのサイズや形が体に合っているかを確認したほうがよいでしょう。

ボタン数によって変わる印象と選び方

女性用スーツでは、1つボタンと2つボタンがよく見られます。3つボタンやダブルジャケットもありますが、ボタンの数によって胸元の開き方やウエストの見え方が変わります。

どのタイプが一番正しいということではありません。着る場面と、自分が見せたい印象に合わせて選ぶことが大切です。

1つボタンはすっきりと華やかな印象

1つボタンのジャケットは、Vゾーンが比較的広く、胸元がすっきりと見えます。

ウエストに絞りを入れたデザインも多く、女性らしく、やわらかな印象を出しやすいのが特徴です。ビジネスだけでなく、式典や会食など、少し華やかさが欲しい場面にも合わせやすいでしょう。

ただし、胸元の開きが深すぎると、インナーの見える範囲が広くなります。面接や堅い職場で着る場合は、ジャケットだけでなくブラウスとのバランスも確認してください。

2つボタンはビジネスで使いやすい定番

2つボタンは、女性用のビジネススーツやリクルートスーツで選びやすい定番です。

1つボタンよりも胸元の開きが控えめで、きちんとした印象を作りやすいため、就職活動、転職面接、営業、取引先への訪問など、幅広い場面に対応できます。就職活動向けの女性用ジャケットでも、2つボタンは一般的な選択肢とされています。

初めてビジネス用のスーツを選ぶ人や、着用する場面がまだ決まっていない人は、まず2つボタンから検討すると使いやすいでしょう。

3つボタンは落ち着いた印象

3つボタンのジャケットは、胸元の開きが狭くなり、落ち着いた印象を作りやすいデザインです。

きちんと感が出る一方で、デザインや着丈によっては少しクラシックに見えることがあります。真面目で堅実な印象を出したい場面には向いていますが、首元が詰まって見えないか、試着時に全体のバランスを確認しましょう。

同じ3つボタンでも、ラペルが一番上のボタンまで折り返されているタイプなど、商品の作りによって留め方が異なる場合があります。ボタン数だけで判断せず、店頭で仕様を確認することをおすすめします。

4つボタンやダブルは商品の仕様を優先する

4つボタンやダブルブレストのジャケットは、一般的な1つボタン、2つボタンのジャケットとは前合わせの形が異なります。

ダブルジャケットは、左右の前身頃を重ねて着ることでシルエットが完成します。そのため、着用時は前を留めるのが基本ですが、飾りボタンが含まれていることもあります。

このタイプは「女性用だから全部留める」と一律に決めるのではなく、商品ごとの設計を確認してください。購入時に、どのボタンを留める前提で作られているかを店員に聞いておくと迷いません。

場面・動作別に見る女性用スーツのボタンマナー

ボタンの基本的な留め方が分かっても、面接や商談の場で、いつ確認すればよいのか迷う人もいるでしょう。

スーツを自然に着こなすには、人前で何度もボタンを触らないことも大切です。会場へ入る直前に整えておけば、その後は必要以上に気にする必要はありません。

就職活動や転職面接

就職活動や転職面接では、受付や面接室へ入る前にボタンをすべて留めておきます。

面接官の前に立ってから慌てて留めるより、化粧室や建物の入口で身だしなみを確認しておくほうが落ち着いて行動できます。

着席するときは、ジャケットの裾を軽く下へ整えてから座ります。一般的な女性用のリクルートスーツであれば、座るときにボタンを外す必要はありません。

立ち上がったあとは、背中や裾に大きなシワができていないかをさりげなく整えましょう。

取引先への訪問や商談

取引先へ訪問するときは、建物へ入る前にジャケットを着て、ボタンを留めておくとスマートです。

夏場に移動中だけジャケットを脱いでいた場合も、訪問先へ入る前には着用します。相手と挨拶をするときや名刺交換をするときは、前が整っているほうがきちんとした印象になります。

商談中に窮屈さを感じた場合は、相手との関係や職場の雰囲気を見ながら調整しても構いません。ただし、重要な挨拶や人前での説明では、ボタンを留めた状態に戻しておくとよいでしょう。

社内勤務や移動中

社内でのデスクワークや電車・車での移動中まで、常にボタンを留め続ける必要はありません。

長時間座る場合や、パソコン作業で腕を大きく動かす場合は、ジャケットの前を開けたほうが楽なこともあります。社内の服装規定や周囲の雰囲気に合わせて調整してください。

ただし、来客対応や会議、人前での発表など、相手にきちんとした印象を見せたい場面では、ボタンを留めてジャケットの形を整えます。

証明写真やWeb面接

証明写真を撮るときは、ジャケットのボタンを留めた状態で撮影します。

写真では上半身だけが切り取られるため、左右の襟や胸元のわずかなずれも目立ちます。ボタンを留めたうえで、襟の高さ、ブラウスの見え方、ジャケットの中心が合っているかを確認しましょう。

Web面接も同様です。画面に映る範囲が上半身中心になるため、前を開けたままだと対面時よりラフに見えることがあります。面接が始まる前にカメラを起動し、画面上での見え方を確認しておくと安心です。

基本のボタンマナーが当てはまらないスーツ

レディースジャケットは、メンズジャケット以上にデザインの幅があります。

テーラードジャケットだけでなく、ノーカラー、長丈、ダブル、ボタンのないジャケットなどもあります。そのため、すべてのジャケットに同じルールを当てはめることはできません。

着丈が長いマニッシュなジャケット

ヒップが隠れるほど着丈が長く、男性用スーツに近い仕立てのジャケットでは、一番下のボタンを留めないほうが自然に見えることがあります。

すべて留めたときに裾が横へ広がったり、腰まわりに不自然なシワが入ったりする場合は、下のボタンが飾りとして付けられている可能性があります。

ボタンの男女別マナーだけで判断せず、留めたときの裾の動きとジャケット全体の形を見てください。

ダブルブレストのジャケット

ダブルブレストは、前身頃を重ねて着ることで形が整うため、基本的には前を留めて着用します。

ただし、表に見えているボタンがすべて実際に留めるためのものとは限りません。内側にあるボタンと外側のボタンを組み合わせて固定するタイプもあります。

留め方を間違えると、左右の前身頃の高さがずれることがあります。購入時に正しい留め方を確認し、鏡の前で一度練習しておくとよいでしょう。

ノーカラージャケット

ノーカラージャケットには、ホックで前を留めるタイプ、ボタンが1つだけ付いているタイプ、前を留めずに羽織るタイプがあります。

最初から前を開けて着るように設計されている商品であれば、無理に留める必要はありません。

ただし、面接やフォーマルな式典に着る場合は、前を開けたときにインナーが見えすぎないか、ジャケットの左右が広がりすぎないかを確認しましょう。

オフィスカジュアルで羽織る場合

オフィスカジュアルでは、ジャケットをカーディガンのように前を開けて着ることもあります。

この場合は、スーツとして上下をそろえて着る場合より、ボタンマナーを厳密に考える必要はありません。職場の服装規定に反しない範囲で、インナーやパンツとのバランスを優先できます。

ただし、重要な会議や来客対応では、ボタンを留めたほうが改まった印象になります。普段の着こなしと、相手に敬意を示す場面を分けて考えましょう。

ボタンを留めたときに確認したいサイズと着こなし

ボタンマナーを守っていても、ジャケットのサイズが合っていなければ、きれいな着姿にはなりません。

私がジャケットを見るときも、ボタンが留まるかどうかだけではなく、留めたあとにどこへシワが出るかを確認します。

少し力を入れなければ留まらない状態や、留めると動きづらくなる状態は、適正なサイズとはいえません。

ボタン周辺に不自然なシワがないか

ボタンを留めたとき、ボタンの周囲から斜め方向へ引っ張られるようなシワが出る場合は、バストやウエストが窮屈になっている可能性があります。

反対に、前身頃が大きく余り、縦方向にだぶつく場合は、サイズが大きすぎるかもしれません。

女性用ジャケットは、バストとウエストの差によって既製サイズが合いにくいことがあります。正面だけでなく、横や後ろからもシワの出方を確認してください。すべてのボタンを留めた状態で不自然なシワや背中の引きつれがないことが、サイズを確認する目安になります。

肩や腕を無理なく動かせるか

試着するときは、立ち姿を見るだけでは不十分です。

腕を前へ出す、椅子に座る、バッグを持つといった動作も試してください。肩や背中が強く引っ張られる場合は、肩幅や身幅が合っていない可能性があります。

ただし、ジャケットはシャツやカーディガンほど大きく腕を動かす服ではありません。多少の張りを感じることはありますが、日常の動作が難しいほど窮屈なものは避けたほうがよいでしょう。

座ったときに裾が大きく持ち上がらないか

椅子に座ったとき、ジャケットの裾が少し上がるのは自然です。

しかし、裾が大きく持ち上がってお腹まわりに生地が集まったり、ボタンが強く引っ張られたりする場合は、着丈やウエストの位置が体に合っていないことがあります。

立った姿だけで判断せず、座った状態でも前身頃が無理なく収まるかを確認してください。

ボタンを開けてサイズの問題をごまかさない

ボタンを留めると苦しいからといって、常に前を開けて着ればよいわけではありません。

一時的には楽になりますが、面接や商談など、ボタンを留めたい場面で困ってしまいます。体型が変わった場合は、ボタン位置の調整やサイズ直しで対応できることもあります。

既製品でバストに合わせるとウエストが余る、ウエストに合わせると胸元が窮屈になるという人は、補正できる範囲が広いオーダースーツを検討するのも一つの方法です。

女性用スーツのボタンマナーで迷ったときは、まず一般的なテーラードジャケットか、デザイン性の高いジャケットかを確認してください。

一般的な女性用スーツなら、すべてのボタンを留めるのが基本です。ただし、マナーを守ることだけに気を取られ、苦しいジャケットを無理に着る必要はありません。

ボタンを留めた姿が自然に整い、立っても座っても無理なく動けること。それが、スーツをきれいに着こなすための一番分かりやすい基準です。

女性用スーツのボタンに関するよくある質問

女性用の2つボタンスーツは両方留めますか?

一般的な女性用の2つボタンスーツは、上下とも留めるのが基本です。

男性用スーツのように、一番下だけを外すアンボタンマナーは通常適用されません。ただし、着丈の長いジャケットなど、男性用に近い設計の商品は留め方が異なることがあります。

面接で椅子に座るときはボタンを外しますか?

一般的な女性用リクルートスーツであれば、ボタンを留めたまま座って問題ありません。

座ったときに強く窮屈になる場合は外すこともできますが、今後も面接や仕事で着るのであれば、ジャケットのサイズを見直すことをおすすめします。

女性用スーツのボタンを開けたまま着るのはマナー違反ですか?

社内勤務や移動中、オフィスカジュアルとして着る場合は、前を開けていても問題にならないことがあります。

ただし、面接、商談、式典、来客対応など、きちんとした印象が求められる場面ではボタンを留めたほうがよいでしょう。

ボタンを留めると胸元にシワが入るのはなぜですか?

バストまわりや身幅が窮屈になっている可能性があります。

ボタンの周囲から放射状や斜め方向へシワが出る場合は、生地が引っ張られているサインです。サイズ変更、ボタン位置の調整、仕立て直しを検討してください。

1つボタンと2つボタンではどちらが面接向きですか?

どちらも面接で着用できますが、迷った場合は2つボタンが選びやすいでしょう。

2つボタンは胸元の開きが控えめで、落ち着いた印象を作りやすいため、就職活動や転職面接で幅広く使えます。1つボタンを選ぶ場合は、胸元が開きすぎないか、インナーとのバランスを確認してください。

スーツのボタンは小さな部分ですが、留め方ひとつで全体の印象が変わります。決まりを覚えるだけでなく、そのジャケットがどの状態で美しく見えるように作られているかにも目を向けてみてください。

自分の体に合ったジャケットなら、ボタンを留めたときも無理がなく、自然と姿勢まで整って見えるものです。

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この記事を書いた人

Ciao! 私はフランチェスコ・ワタナベ、イタリア生まれ日本育ちの36歳です。父はミラノでテーラーを営んでおり、私もスーツに強いこだわりを持つようになりました。さまざまなスタイルや生地を見てきましたが、常に大切にしているのは「自分にぴったりの一着を見つけること」。このサイトでは、カスタムオーダーやセミオーダーの魅力を中心に、既製品よりもフィット感の良いスーツを探している方へ役立つ情報を提供します。あなたの理想のスーツ選びをサポートします! Grazie!

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